RiCK's dAys
木曜日, 10月 25, 2007
寝不足今週ずっと、Ｋが激しい夜泣き。鼻が詰まって苦しいようだ。
昨日病院に行って吸引を受け、家では加湿器を投入。簡易洟吸い器で取ってやると、Ｋはしばし呼吸を楽しんでからにっこり笑ってくれる。
Ｋは音を聞き分ける。左右から声をかけると、声がした方を向く。
手を顔の上空で移動させると目で追う。
笑顔のような表情をすることも増えてきた。うれしいことである。
ＲはOPAとｲﾝﾄﾞﾈｼｱ語で会話している。ｵﾗﾝﾀﾞ語の「おやすみなさい」まで憶えてしまった。いい発音であるとOPAが誉めてくれる。語学の才能があるようだ、と。これはまちがいなく母親からの遺伝だろう。
（Ｋ、区の定める注射を受けに病院へ）
ナース：このシールはねえ、注射打った子だけなんだよ。
Ｒ： Rちゃんにも注射打って！
水曜日, 10月 10, 2007
引出Ｒが隠し物を始めた。Ⅰが昔使っていた化粧台をいまはＲの机にしているが、その引出にいろいろ隠すのだ。
わかりやすいのはﾃﾚﾋﾞのﾘﾓｺﾝ。大好きなﾃﾞｨｽﾞﾆｰﾁｬﾝﾈﾙを変えて欲しくないからだ。悪いが、引出を開けさせてもらう。
今日はｴｱｺﾝのﾘﾓｺﾝを隠した。これは健康にかかわるので、構わずＲの引出を開けて探したがここにはなかった。しかし哺乳瓶が入っていた！ｴｱｺﾝのﾘﾓｺﾝは、Ⅰのﾌﾟﾘﾝﾀの下に押し込んで隠してあったという。Ｒはしかも「（ﾘﾓｺﾝは）落とした」と言っていたというから、隠したことを隠したわけである。
哺乳瓶を引出に隠す。これはＫに対するなんらかの感情だろうと推測することもできる。あるいは自分の乳児期への郷愁かもしれない。逆に自分の乳児期の封印かもしれない。いまの彼は使わないものなのであるから、無意識、なのかどうかはわからないけれどもなんらかのﾒｯｾｰｼﾞ性を感じずにいない。
Ｒに優しくしてやりたい。しかしきょうも残業で会えずじまいだ。
★
Ｒはｲﾝﾄﾞﾈｼｱ語をなんの気負いもなく口にする。日本語だって同じくらい気負いなく口にしているのだろう。Ｒは「にほんご」ということばをおぼえた。理解可能なﾃﾚﾋﾞ音声を日本語と認識している。外国語はすべて「えいご」だ。もっともⅠが「いんどねしあご」と言い直すことをしないからでもある。Ｒがきっと混乱すると思って指摘しないでいるわけだ。
Ｒ： ママ、OpaとOmaはけっこんしたの?って、えいごでなんていうの？
★
R： Aku mau kencing dulu （おしっこするね）
R： Kamu tunggu ya! (Opaに。「待ってて」）
R： Aku mau tidur sama opa terus.（ずっとOpaといっしょに寝たい）
R： opa, aku mau main calendar. （ｶｰﾄﾞ遊びしたい （←まちがい））
R： main kartu yuk sama sama. （いっしょにｶｰﾄﾞ遊びしよ）
(R、ランプを消す。執筆中のOpaが叱責。)
O: nyalain, tidak tomodachi!（点けなさい。なかよくしないぞ）
R: Opa tomodachi oma! （OpaはOmaといて≒ぼくは一人でいるから）
Ｒ： Opa ikut sama sama yuk! （Opa、いっしょに行こうよ!）
Ｒ： Opa tidur yuk! （Opa,寝よ!）
O： Tunggu dong! （まあ待ちなさい）
R： nggak boleh!
★
ｽﾃｨｯｸｼｭｶﾞｰやｼｭｰｸﾘｰﾑやｷｯﾄｶｯﾄも隠しているらしい。
そういえばRは「ﾊﾟﾊﾟぜんぶ食べないで！」とおこっていたから、自分の取り分への執着が出てきたのだろう。頼もしいことである。しかし2つしかないｷｯﾄｶｯﾄを一つⅠに上げたようだ。ますます頼もしい。
月曜日, 10月 08, 2007
10月8日（祝）
7時起床。窓を開けると湖水の対岸の山肌が霧に覆われている。ﾊｲﾗﾝﾄﾞ、という感じ。
朝食はﾊｯｼｭﾎﾟﾃﾄ、自家製ﾊﾟﾝ、ﾍﾞｰｺﾝ、ｽｸﾗﾝﾌﾞﾙｴｯｸﾞ、ﾖｰｸﾞﾙﾄ、ｻﾗﾀﾞである。Ｒはほとんど食べない。しかも食事中に席を立つ。きちんと躾けなければならない。ﾃﾚﾋﾞでは時津風部屋での新弟子撲殺事件、元若乃花の離婚、朝青龍の話題、と日本色満点だ。
屋外の遊具でＲが遊ぶのを義父と見守る。
前日に懲りてﾁｪｯｸｱｳﾄして早々と帰路に着く。湖畔で義父が絵葉書を買うのに付き添い、御殿場から高速。予想外のｶﾞﾗｶﾞﾗである。もう一箇所どこかに寄れるかもと思うが雨なのでまっすぐ帰ることにする。中井ｲﾝﾀｰでやきとりやﾎｯﾄｺｺｱを買ったりして、義妹を送るために横浜青葉ｲﾝﾀｰ下車。びっくり寿司で昼食。義父母は甘海老、ｶﾚｲの唐揚げ、鮪のｶﾏ焼きを楽しむ。Avril de Bergueでｹｰｷを買ってTを送る。
環八も比較的空いていて助かった。帰宅して荷物を降ろしたあと、ﾚﾝﾀｶｰを返却し、散髪して帰宅。OmaとTが車中ずっとＫを抱いていてくれたのでＩはゆっくり休めたと感謝していた。
★
夜、Ｋが夜泣きして泣き止まず。Ｒが寝付いたときに寝室に入ったＲが起こしてしまったとＩが泣きながら叱っている。みな疲れきっている。Omaが抱き取ると泣き止んだが、またしばらくしてぶりかえす。結局1時までなきっぱなし。うなだれているRのｹｱは俺の仕事だ。
日曜日, 10月 07, 2007
箱根10月7日（日）
昨夜から泊まっている義妹Tと義父母と一家の計7名で、ﾄﾖﾀのｳｨｯｼｭをﾚﾝﾀﾙして箱根に向かう。
東名は追突事故で大渋滞。一般道に下りたがそこもかしこも渋滞だ。厚木ｲﾝﾀｰからはｽﾑｰｽﾞに流れる。しかし御殿場ｲﾝﾀｰから乙女峠を経て芦ノ湖に至る道路は、浜松だの室蘭だの習志野だのから来ている車でﾉﾛﾉﾛ。芦ノ湖ｽｶｲﾗｲﾝが先日の震度5の地震のせいであろう、通行止めになっているから尚更である。しかしすでに秋めいて視界一杯ススキの原になっている山腹を、義父は熱心に写真に収めていた。
3時過ぎになってようやく芦ノ湖に着く。遊覧船の中で俺は爆睡した。
箱根に別荘を持っている知人から「仙石原にインドネシア人がやっているおいしい魚料理のお店があるから行って御覧なさい」と奨められていたので、夕食はその「うおせい」というお店。主人がﾘｯﾂｶｰﾙﾄﾝ・ﾊﾞﾘにいたことがあるらしく、穏やかに店を切り盛りしている。刺身もたたきもうまい。開店 20分で店は満席になっていた。義父母も喜んでくれたようだ。
宿はＩのお気に入りである山中湖にとってある。夜の下りはすいすいだ。
暗い山中の道を義父とおしゃべりしながら疾走。俺が寝ないように気を使ってくださったわけである。
義父：このあたりはｺﾞﾙﾌ場が多いのだね。
おれ：ええ。ｺﾞﾙﾌはなさるんですか？
義父：昔はね。随分時間の無駄遣いをしたような気もするが、おもしろいこともあった。日本でもしたことがあったよ。300Clubというところだったが、日本のNｽﾃｨｰﾙの社長ら日本人2人とｲﾝﾄﾞﾈｼｱ人2人で回った。そのとき私がﾄﾞﾗｲﾊﾞｰで打ったのが池に入ってしまったんだ。社長は笑っていたが自分も同じ池に入れてしまった。
おれ：すごいところでやりましたね。
義父：何年かしてまた行ったんだ。入ってから思い出したのだが、同じｺﾞﾙﾌ場だと気がついたので、ここにあった池はどうしたとｷｬﾃﾞｨに訊いたら、例の社長が怒って潰しちまったんだって（笑）。力のある人だったんだね。
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山中湖畔の宿には9時近くに到着。Ｒと二人で温泉に入る。目を輝かせて風呂を楽しむ。いとおしい。
俺は前夜からの疲れでばたんきゅう。201号室に俺とＩとＫ。202号室にOpaとＲ。203号室にOmaとＴが寝たと聴かされたのは翌朝のことである。
土曜日, 10月 06, 2007
運動会10月6日（土）
編入の入試日だったけど、休日返上が続いたのでむりやり休ませてもらう。
保育園時代を通じて、Ｒの運動会に初めて参加することができた。
Ｒの帽子にあわせて父母とも赤い帽子に赤いポロシャツという出で立ち。やる気まんまんである。
Ｒはかけっこ、玉入れ、阿波踊り風ダンス、ゴーゴートレイン（父親が箱車をひっぱる）、サモア島の歌（母親が踊る）と活躍した。やっぱり行ってよかった。運動会ともなればさすがにお父さ
んたちも休みをとって参加するわけで、人数も多いしＲも当然のようにこちらを手招きして一緒にいろと要求していた。Ｒはうれしそうだったし、いっしょにお弁当をひろげてウキウキしていた。
これも義父母がＫの面倒を見てくれたおかげで、両親は久しぶりにＲだけを見ていてやることができた。
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運動会は13時45分に終了。片づけを手伝いたかったが、俺は着替えて会社へ。ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄの打ち合わせである。
上司： あれ？きょう休みじゃなかったっけ？
俺： そうなんですけど、運動会が早く終わったし、昨日はＫ教授が病院で検査のあと夕方から無理して来ているので、私も休めないと思って。
上司： 給料が違うんだから（笑）。休めばよかったのに。
まあそうなんだけど大詰めだから。
結局15時40分に会議に合流し、19時半までああだこうだ言う。
それから、監査に備えて残業してる後輩の読み合わせの手伝い。21時半まで。
誘われてた飲み会に、22時40分に詫びを言うためだけに合流。
23時20分の電車で帰宅。
あーしんど。
月曜日, 10月 01, 2007
区別Ｒ：ママ、ひとりで（お風呂）入りたいってえいごでなんて言うの？
Ｉ：mau sendiri
Ｒ：Opa, aku mau sendiri.
えいご≒外国語≒ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ語。
Ｒはまだ英語とｲﾝﾄﾞﾈｼｱ語の区別はつかない。「Ｒちゃんのことば」とちがうもの、ということである。その区別はついている。
Name:imelda