RiCK's dAys
火曜日, 6月 27, 2006
ごめんなさい
Rが俺の本のブックカバーをはずした。俺は「Rやめて」と言ったのにRはあえてやったのだ。
俺が怒ると、Rは口をかたく閉ざしてベッドから降り、隣の部屋へ行こうとする。俺はその腕をつかんで「パパの目を見ろ」と言った。Rは頑なに口を閉ざして視線を横にそらしている。
Rはときどきこうだ。パパやママの言うことを聞かない、叱るとむすっとしてその場を立ち去ろうとする。両親に似て頑固なのだ。最近相次いだので、きちんと言って聞かせなければならない。ことの大小ではない。「やめなさい」を無視して親が怒ってもその場を離れれば済む、と思わせたらだめなのだ。
Rの肩をつかんできちんとこちらに向かせる。なおも目をそらしているので、俺はRのあごをつかんでこちらを向けさせる。その間、俺はずっと話し続ける。
俺:パパとママがだめだっていったことをRはした。だからパパは怒ってる。だめだ、って言われたことはしちゃいけない。だからRが悪い。そういうときはなんて言うんだっけ?
R:・・・。
俺:顔をあげなさい。
R:・・・。
俺:パパの目をみろ!
R:・・・。
俺:Rはちゃんということきけるいい子なのにな。どうしたのかな。
R:(ママの向こう側にいって寝転ぶ)
I:R,ちゃんと座りなさい。
R:・・・(凝固。不安げに俺とIの顔を見る)
I:さっきパパはママに怒ったよ。ママがパパの耳をひっぱっちゃったから。パパは怒った。でもママは「ごめんなさい」って言ったの。だからパパは怒ってないよ。みんなそうなの。パパとか、ママとか、せんせいとか、お友達とか「やめて」って言ったらしちゃいけない。でもしちゃったら「ごめんなさい」って言うの。
俺:そうだよ。だからパパはママのこと、怒ってないよ。
I:Rちゃん、なんていうのかな?
R:ごめんなさい。
俺:もうパパは怒ってない。Rはちゃんとごめんなさいっていえる子だもんね。Rはいい子だもん。
I:そうよ。Rはいい子よ。えらいねえ。ちゃんとごめんなさいって言えたよね。
それから3人は和解。Rはブロック遊びに復帰した。やっぱりRはいい子だ。
*
○R:これぎょうれつの電車だよ。
○めだかのきょうだいの替え歌
R:「カブト~のきょうだいは~♪」
Posted by :imelda ::
11:57 午後 ::
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